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下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計

教わるのではなく実感する。
アフリカで実現する安全な水と衛生

SPLASH: Stimulating Participatory risk-based PLanning for WASH
SPLASH project

研究概要

参加型の下痢リスク可視化で水・衛生改善計画を自らデザインする

ザンビア・首都ルサカの周縁に広がる低所得地区ではコレラのアウトブレークが散発している。人々は携帯電話を持つが、衛生的なトイレを持 たない。水と衛生は単なるお金の問題ではなく、優先順位の問題である。 開発するアプリの支援を受けて、住民自らが身の回りの汚染を調べ、下痢 リスクを見える化する。「教わる」のではなく「実感する」ことで,住民自身に よる改善方策のデザインと主体的な実践を可能にする。

衛生環境の劣悪なアフリカ都市スラムで下痢・コレラを未然に防ぐ

リスクに基づく改善計画を住民自身がデザインし、実感に基づく改善活動を実践することで、水を汚さ ず、食べ物を汚さず、下痢やコレラを未然に防ぎ、健康で衛生的な暮らしを実現する。市民科学と先端科学 を融合することで深刻な社会課題を解決する新しい実践的科学を創り出す。

SDGsゴール6への貢献

開発する方法論の実践は、SDGsのゴール6(すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する)、特にターゲット6.1(飲料水)およびターゲット6.2(サニテーション/トイレ,衛生習慣/手洗い)の実現に貢献する。また、住民による調査データからボトムアップ型水・衛生統計を創出し、水・衛生のグローバルモニタリングに貢献する。
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
[SPLASH プロジェクト] 下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計